学校評価
令和3年度 一般公開資料(自己評価表)
中長期目標(学校ビジョン)
自尊感情を育み、他者に感謝する心を持ち、自分の価値観を大切にして、人間関係を形成し持続する力を養うことができる生徒の育成と保護者や地域にとってひらかれた学校
令和3年度 重点目標
- 学ぶ意欲の育成と自ら考え実社会に結びついた授業展開
- 自分と他者の違いを認め他者の考えを尊重できるクラス環境作り
- 自分の役割を見つけ、他者と協力する力の育成
- 生徒情報が保護者・教員など生徒と関わる全てと共有できる環境作り
- やりたいことみつけることから卒業後の進路先を決定するカリキュラムの体系化
- 教員の行動原則を意識した行動
令和3年度当初 | |||||
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評価項目 | 具体目標 | 具体的な取組 | 評価基準・目標 | ||
重点目標1に対応 | 学ぶ意欲 | わかりやすい授業の実施 | ユニバーサルデザインの視点を意識した授業展開 | 板書の手順やプリントなどの工夫と導入と学びやすい環境作り | 授業アンケートによる授業評価において「授業満足度」の評価が5段階で平均4.0以上 |
学びなおしのための授業工夫 |
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基礎学力定着を基盤として、様々な学習方法の選択肢から、生徒が選択し学ぶことができるようにすることと、教員全員が関わる環境作り | 進度別学習アンケートによる授業評価において「授業満足度」の評価が5段階で平均4.0以上 | ||
重点目標2に対応 | クラス環境 | 自他を認める学年・クラス作り | 居心地の良いクラス環境 | 学年・クラスの目標を明確にすることと率先して声掛けをするなど相談しやすい環境作り | クラスアンケートの満足度の評価が5段階で平均4.0以上 |
重点目標3に対応 | 協働 | 自分のできることで、他者と協働することができる | 1つのプロジェクトを通して自分の役割を見つけ、Keimei Timeの授業に参加することができる | 様々な役割選択から、声掛けを通して自分の役割をみつけ、他者との協力を促す | Keimei Timeアンケートの満足度の評価が5段階で平均4.0以上 |
重点目標4に対応 | 登校支援 | 登校安定に向けたサポートの検討と実践と保護者との情報共有 | 生徒・保護者の情報等から登校しにくい理由を分析し、登校につながる方策を具体化し、段階的に完全登校へ結びつける | 情報分析は担任及び生徒指導担当の教員が行い、分析結果をもとに支援計画書を作成し、評価と修正を定期的に行う | 全校生徒の登校率・授業参加率80%以上 |
生徒の情報を教職員誰もが把握できる環境 | 毎週の学年会と月に1回の生徒会議の開催と個々の指導方針の共有 | 学年会の議事録・指導計画の作成と非常勤講師への共通理解 | 学年会と生徒会議の満足度が5段階で平均4.0以上 | ||
保護者への情報共有 | 学校情報の提供と家庭生活の情報を相互に共有し、登校・学校生活の安定に役立てる。 | 月1回以上、担任と保護者が情報の共有を行い、必要に応じて面談を実施する | 保護者アンケートの満足度のプラス評価が80% | ||
重点目標5に対応 | 進路実現 | 進路の実現 | やりたいことから進路決定できる環境 | 様々な進路情報の提供と個別面談、進路の学習の充実 | 3年生の生徒・保護者進路アンケートの評価が5段階で平均4.0以上 |
重点目標6に対応 | 生徒自己効力感 | 生徒の自己効力感を育む | 生徒が考えたことが実現できる環境作り | 生徒の企画や考えに傾聴し、達成できるように相談ができる環境作り | 生徒が企画をした内容の達成率80% |
教員意識改革 | 教員の意識改革 | 教員行動原則の実行 | 毎日の朝礼で1つずつ確認をする | 自己評価アンケートの評価・主幹教諭評価が5段階で平均4.0以上 |
評価結果:令和4年4月 | |||||
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評価項目 | 経過・達成状況 | 評価 | 自己評価・次年度課題 | ||
重点目標1に対応 | 学ぶ意欲 | わかりやすい授業の実施 | 各授業において、プリントを中心とした視覚的に分かりやすい教材作りに取り組んだ。また、各授業において、ICTを取り入れた授業も積極的に行い、授業満足度が平均が4.28であった。 | A | 各授業の展開については、目標を達成できている。本校独自の評価方法の検討が次年度の改題である。 |
学びなおしのための授業工夫 | 生徒が自分の自分に合った学習方法を身につけるため、幅広い選択型の授業展開とフォーマットを作成し授業前の目標、授業後の振り返りで自分の達成度を確認できるに行った、授業満足度が平均が3.9であった。 | B | 生徒の学習方法が多くあり教員の把握が難しかった。また、目標に達成感を得るフォーマット作成が必要である。 | ||
重点目標2に対応 | クラス環境 | 自他を認める学年・クラス作り | 生徒にクラスの所属意識を持たせるため、自分に対して、他者に対しての安心できる居場所の目標を考えた。各クラスの満足度の平均が4.18であった。 | A | 学年クラス目標について個々のフィードバックが難しく実施ができなかった。ルーブリック評価表の開発運用の検討が必要である。 |
重点目標3に対応 | 協働 | 自分のできることで、他者と協働することができる | R3年度より各学年プロジェクト型の授業を行い、導入、役割選択決定、協働作業、達成感、振り返りを行った。全学年の満足度の平均が4.15であり、1年生4.00、2年生4.21、3年生4.32であった。 | A | 学年によって、評価平均に差があった。特色であるKeimei Timeの計画性がある3年間のロードマップ作成が必要である。 |
重点目標4に対応 | 登校支援 | 登校安定に向けたサポートの検討と実践と保護者との情報共有 | 登校率は全学年ともに安定しており、全学年88%、1年生84%、2年生92%、3年生90%であった。一方授業参加率は、登校率に比べて下がっており、全学年82%、1年生80%、2年生85%、3年生79%であった。 | A | 小・中学時代までの不登校経験を持つ生徒が85%以上ある本校にとって、教員の声かけや迅速な保護者面談等を行い安定した登校率を維持することができた。しかし、授業参加率の向上を検討する必要がある。 |
生徒の情報を教職員誰もが把握できる環境 | 毎週学年会を行い、生徒状況を確認した。生徒会議では月に1回行い、生徒の共通理解を確認した。全体に共有する内容を生徒会議の満足度2.75、学年会の満足度2.88であった。 | C | 非常勤講師へのアンケート依頼が難しかった。会議内容は根本的な見直しが次年度の課題である。学年会、生徒会議が計画になっておらず、報告会になっている。生徒支援のフォーマットの完成と優先順位の確認の必要がある。 | ||
保護者への情報共有 | 保護者との情報共有は生徒を支える上で非常に重要であることから月に1回以上は家庭連絡を行った。月に1回以上の平均が4.56、1年生は4.62、2年生4.56、3年生4.43であった。 | A | 全体の満足度に比べ、「1ヶ月に1回程度、電話・メール等で担当から保護者に連絡があった。」の平均が3.67と低く、連絡方法でBLENDやメールの活用方法を検討する必要がある。 | ||
重点目標5に対応 | 進路実現 | 進路の実現 | 探究から自分のやりたいことを見つけ進路につなげる授業展開を行なった。自分の望む進路実現の満足度の全体平均が3.96であり、生徒アンケートが4.16、保護者アンケートが3.86であった。 | B | 生徒の評価に対して、保護者の評価が低いため、保護者へのアプローチ方法と保護者の意向を含めたコミュニケーションの重要性を再確認した。また、3年生後期の探究を早めに設定することと本校のキャリアパスポートの作成を行う必要がある。 |
重点目標6に対応 | 生徒自己効力感 | 生徒の自己効力感を育む | 教員へのアンケート実施ができなかった。聞き取りしかないが、物理的な金銭歴問題とスケジュール調整が難しかった。 | – | 教員に生徒の企画があったかどうかの聞き取りのため、評価方法の検討が必要である。 |
教員意識改革 | 教員の意識改革 | 教員も自己評価の平均3.20、他者評価3.21であり、合計の平均は3.20であった。項目の中で『来校する全ての人に元気に挨拶をする』が平均3.22と一番高く、『生徒の企画に傾聴し応援をしていたか』が平均2.83と一番低い評価であった。 | B | コロナ禍で思うような活動が出来なかったこともあるが、具体的な評価方法の提示を教職員で共有ができていなかった。行動原則のロジックツリーの作成が課題である。 |
【 評価基準 】
A:十分達成 [目標に対して80%以上]・[目標に対して4.0以上]
B:概ね達成 [目標に対して60%以上]・[目標に対して3.0以上]
C:変化の兆し [目標に対して40%以上]・[目標に対して2.0以上]
D:不十分 [目標に対して40%未満]・[目標に対して2.0未満]
令和4年度 一般公開資料(自己評価表)
中長期目標(学校ビジョン)
- 学び直しの場として各学年の段階的な教科指導・生徒指導を確立する
- 生徒の希望をかなえる進路教育を充実する
- 生徒が本校の所属意識をしっかりと持ち、他者を大切にする心を育む
- 教育環境・施設の充実計画を設定し実施する
- 新しい学びの場としての学校のあり方を模索し、実行する
今年度の 重点目標
- 学び直しを軸とした学ぶ意欲の育成と自ら学習計画を立て実行する力が身につく授業を行う
- 自分と他者の違いを認め他者の考えを尊重できるクラス環境を作る
- 不登校を経験した生徒の登校安定を目指す関わりをする
- やりたいことをみつけ、卒業後の進路先を決定するカリキュラムの体系化を図る
- 教員は本校教員の行動原則を意識した行動に努める
令和4年度当初 | |||||
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評価項目 | 具体目標 | 具体的な取組 | 評価基準・目標 | ||
重点目標1に対応 | 学び直し | 学びなおしのための授業工夫 |
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基礎学力定着を基盤として、自ら学ぶ計画を立て、振り返ることのできるシートを活用する | 進度別アンケートによる授業評価において「授業満足度」の評価が5段階で平均4.0以上 |
重点目標2に対応 | クラス環境 | クラスの所属意識を持ち、自他を認める学年・クラス作り | クラス目標の共有とクラスに対して所属意識を育み、安心できるクラス作りを行う | 学年・クラスの目標を明確にすることと率先して声掛けをするなど相談しやすい環境作り | クラスアンケートの満足度の評価が5段階で平均4.0以上 |
重点目標3に対応 | 登校支援 | 登校安定に向けたサポートの検討と実践と保護者との情報共有 | 生徒・保護者の情報等から登校しにくい理由を分析し、登校につながる方策を具体化し、段階的に完全登校へ結びつける |
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生徒の情報を教職員誰もが把握できる環境 | 学年会の議事録と指導計画の作成と非常勤講師への共通理解 |
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重点目標4に対応 | 進路実現 | やりたいことをみつけ、卒業後の進路先を決定する | やりたいことから進路決定できる環境作り |
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重点目標5に対応 | 教員の行動原則実行 | 生徒対応の充実と情報共有 | 教員行動原則の実行 |
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自己評価アンケートの評価・主幹教諭評価が5段階で平均4.0以上 |